お暇な時に
ゲームをプレイしていないと出てくる刀剣男士や人間組のことがわからないとおもわれますので、観劇のご参考になればとミュージカル刀剣乱舞(刀ミュ)におけるキャラクターデータを記してみました。
「ゲーム」や「舞台刀剣乱舞」の設定とは異なる箇所があります。
その点、お気をつけて観劇くださいませ。あと、かなり私感が入っている上、ナチュラルにネタバレしています。初見時には気づかないと思いますので直さずそのままにします。
審神者(さにわ)
眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる技を持つ。
西暦ニニ○五年、「歴史修正主義者」を名乗る時間犯罪者達が時間遡行軍を編成、我が国の歴史を修正しようと時間遡行を繰り返しながら攻撃を開始する。対峙する時の政府は時間遡行軍を追伐するために、「審神者」なる者を派遣し、すべての歴史の守りとした。
阿津賀志山異聞2018〜巴里(あつかしやまいぶん2018〜パリ)
の設定
数ある日本刀の中でも特に名刀と言われている「天下五剣」(てんがごけん)の1振に数えられている、三日月の打ちのけが美しい太刀。器が大きいと言えば聞こえは良いが、究極のマイペースなお方。
平安時代11世紀末ごろ、刀工「三条宗近」の手によって打たれ、現在までその美しさで人々を魅了し続ける。
はるか昔から存在し、これから先の未来まで存在し続ける、モノ。
刀ミュにおいては「三日月宗近という機能」の核たる存在。
小狐丸(こぎつねまる)
能の「小鍛冶」の物語の中で生まれた太刀。
平安時代に一条天皇の「国を守る宝刀をうて」との勅命をうけた「三条宗近」だったが相槌を打てる技量を持つ者がおらず困り果てていた所、稲荷明神の助力を受け、打たれた太刀。
同じ刀工の作として太刀として、三日月と自身はペアだと思っているふしがある。
名前は小さいとあるが図体は大きい。
ぬしさまに毛艶を愛でられるのが好き。
今剣(いまのつるぎ)
「義経記」にのみ記述のある
平安時代の刀工、三条宗近作の短刀。
自称「よしつねこうのまもりがたな」
しかし、現存したかしなかったかは定かでは無い。
けれど今剣が「よしつねこうのまもりがたな」と信じている限り、彼は「よしつねこうのまもりがたな」なのだ。
あと、台詞はすべてひらがな(カタカナもあったかな?)なのだ。
岩融(いわとおし)
「義経記」にのみ記述のある、平安時代の刀工、三条宗近作で武蔵坊弁慶が振るった薙刀。
が、記述があるのみで現存したかしなかったかは定かではない。
しかし武蔵坊弁慶が主君の義経公の守り刀たる今剣が「ぼくはよしつねこうのまもりがたな」だと信じているように、岩融は武蔵坊弁慶が振るった薙刀で、本人(刀)も武蔵坊弁慶の振るった薙刀だと思っている。
性格は豪放磊落。だが素性は良く佇まいには品がある。
石切丸(いしきりまる)
石切剣箭神社の御神刀。大太刀。
この刀剣自体が御神体であり、神社暮らしが長かったため外の世界には少々疎い。
神社由来によれば「三条小鍛冶宗近作」。
この「三条小鍛冶宗近」とは屋号のようなもので、製作者銘は河内有成。
三日月宗近を打った三条宗近とは別人である。
しかし、三条の者の手で打たれた大太刀なので
三日月、小狐丸、今剣、岩融、石切丸は三条派と言う刀派に括られている。
頼もしいパッパ。
加州清光(かしゅうきよみつ)
阿津賀志山異聞における隊長。
三条派をまとめるのに四苦八苦する姿が可愛い。
新撰組で有名な「沖田総司」が所持していた打刀のうちの一振り。もう一振りは大和守安定。
「河原の下の子、河原の子ってね」と、貧しい環境で生まれたせいか、
綺麗にしていれば主に可愛がってもらえると思っている。
清光は「池田屋事件」への出陣に「選ばれた刀」。
池田屋事件で清光は折れるが、安定は「選ばれなかった、置いていかれた」と、記憶は心の奥に棘の様に刺さったまま…。
-------人間組--------
源義経
言わずと知れた日本の歴史のスーパースターが1人。
しかし兄である頼朝、友だった泰衡に裏切られ、自刃。
使われた短刀は「今剣」と現代に伝わる書物もあるようだが真偽はいかに…。
ただ。裏切られる前に「裏切りの情報」を囁く者がいたら?。そこから紡がれる歴史は…?。
武蔵坊弁慶
義経公の従者。
兄弟に、友に裏切られた悲しい主君に最期まで従い、果てた。
弁慶の仁王立ちでの往生は有名。
泰衡の更なる掌返しで往生しそびれた弁慶。様子がおかしい主君義経公を訝しむが口には出さず、彼はその背中をただただ追い、守る。
源頼朝
武芸に優れた弟を操り、使い潰して裏切った兄。
何もかもを持った弟が憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて殺しました。
しかし、殺したはずの弟が現れたら…?。
藤原泰衡
平泉の豪族。義経とは友だった。
義経が頼朝にうとまれて平泉に逃れてきた時は匿ったものの、再三の頼朝からの「義経をうち、首を送れ。でなければ平泉ごと滅ぼす」との脅しに屈し、義経に刀を向ける。
勝利した泰衡だったが結局頼朝に裏切られ処刑された。
首は晒された後に平泉に戻った。
その時、首は丁寧に補修され、首桶には蓮の花が添えられていたという。
800年後、首桶から見つかった蓮の種は芽吹き、今でも季節になれば大輪の花を咲かせる。
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幕末天狼傳(ばくまつてんろうでん)の設定
大和守安定(やまとのかみやすさだ)
新撰組で有名な「沖田総司」の愛刀の二振りのうちの一振り。
有名な「池田屋事件」では「選ばれなかった」「置いていかれた」打刀。
清光が折れたあの日から開いた傷口は塞ぐことなく、今回の出陣では我慢できずにとんでもない行動に出て?。
蜂須賀虎徹(はちすかこてつ)
蜂須賀家に代々大切に飾られてきた、真作の虎徹。
真作であることを誇りに思い、贋作を忌み嫌う。
しかし彼もまた戦うことに「選ばれなかった」刀。
飾られることを「選ばれた刀」
今回は隊長として戦に赴くが、贋作と一緒の出陣に不満を抱いている。
贋作が絡まなければ素直で気品のある良い子。
ライブ時の蜂須賀ジャンプが可愛い。必見。
長曽祢虎徹(ながそねこてつ)
新撰組隊長「近藤勇」が「虎徹」だと信じて振るった打刀。
だかその正体は贋作。偽物。
「近藤勇」が「虎徹」だと信じてくれていたから、己が贋作と知っていても恥じることなく「虎徹」を名乗る。
真作の蜂須賀虎徹と仲良くしたいのだが、心の内を閉じて飲み込んでしまう性格の所為でうまくいかない。
任務のためなら元の主たる近藤勇も、切る。切らねばならない。
和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)
新撰組の鬼の副隊長「土方歳三」の愛刀の二振りの内の一振り。打刀。
室町時代、東国随一の名工兼定の作。
幕末において、最先端の美と実力が両立した刀であることを誇っている。
気が短いのは元の持ち主のせい。 あと、下戸。酒が入るとすぐ寝る。
相棒は脇差「堀川国広」。
土方歳三の最期までは見届けられなかった(北海道の五稜郭に着く前に実家に送られてしまった、彼もまた「選ばれなかった」刀)。
ミュージカルでは「ここで一句!」とよく俳句を詠む。
岩融の無季自由律には寛容。
堀川国広(ほりかわくにひろ)
安土桃山時代に活躍した刀工、堀川国広作(という説のある)の脇差。
新撰組副長 土方歳三が愛用していたと言われる。
和泉守兼定の相棒であり、助手でもある。
礼儀正しく面倒見も良いが、胸には熱い闘志を秘めている。
闇討ち!暗殺!お手のもの!。
掃除や洗濯など家事や世話焼きが好きで、礼儀正しく面倒見が良い。
史実では近藤勇の書簡の一通に記載があるのみ。土方歳三の最期を見届けた「選ばれた刀」だか、現在所在不明。
加州清光(かしゅうきよみつ)
今回は隊長の任務を解かれ「あるじに愛されてない?」といじけるが、出陣メンバーには入っていると聞かされご機嫌に。
生きている「沖田総司」を見守る目は優しい。清光の相棒の大和守安定の暴走に困惑する蜂須賀に「信じてるから」と笑顔を見せ「でもアイツを切らなきゃならない時は俺に切らせてよね」と伝える。
--------人間組------------
言わずと知れた新撰組の隊長。
長曽祢虎徹の元の主。
幕府を守る為に戦っていたが、いつしか逆賊扱いされるように。
土方歳三を逃すために幕府軍に投降した。
新撰組の鬼の副長。
和泉守兼定と堀川国広の元の主。
籠城していた城から近藤さんに背中を押され無事逃げ延びたのちは新天地を目指して北へ向かう。
加州清光と大和守安定の元の主。
近藤勇が処刑された後に労咳で命を落とす。
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三百年の子守唄2019(みほとせのこもりうた)の設定
石切丸(いしきりまる)
阿津賀志山異聞と同じ。
今回の出陣では、松平広忠共々松平家の重臣が赤子の竹千代君(のちの家康公)を残して歴史遡行軍に殺傷されてしまい。ならばと彼らは正しい歴史を再現、再生するために江戸幕府を誕生させる希望である竹千代に寄り添い、その生涯を見届けることにする。
石切丸は隊長として「服部半蔵」に成り代わる。
その心に壮絶な覚悟を秘めながら。
にっかり青江(にっかりあおえ)
大脇差であるためか、脇差男士の中では青年としてデザインされた刀剣男士。
幽霊の母子を石灯籠と共に切った伝説があるが、この幼な子を切った所為で、同じ石を切った伝説のある石切丸とは違い神刀になれなかったのでは?という後悔に似た葛藤を燻らせている。
今回の出陣では「酒井忠次」になり代わり子育てをする。
大倶利伽羅(おおくりから)
「伊達政宗」の愛刀。誰にも心を開かず無口で人を寄せ付けない。口癖は「馴れ合うつもりはない」
「一人で戦い、一人で死ぬ」
しかし、任務ではではそういうわけにはいかない為、彼もまた「榊原康正」になり代わり、剣術の指導を乞うてきた「掛川の吾平」なる百姓を指導する。
蜻蛉切(とんぼきり)
歌の神様(刀ミュにおいて)。
天下三名槍のひとつで、村正の一派である藤原正真作の槍。
笹穂の槍身で桶に美しい梵字と三鈷剣が描かれている。
名の由来は穂先に止まった蜻蛉が両断されたという逸話から。
大きななりだが、性格は質朴で誠実。村正の唯一の理解者。
今回の出陣では元の主である「本多忠勝」に成り代わる。
千子村正(せんごむらまさ)
徳川家に仇なすといわれる妖刀。
すぐ「脱ぎまショウか?」と服を脱ぎだすのをよく蜻蛉切に止められる。
今作では初めこそ妖刀であるが故に関わりを避けて遠くから「裸のおじさん」として竹千代君や家康となった竹千代の子にトリカブトをあげたりしてを見守っていたが、ある日、「井伊直政」として歴史に参加することを選ぶ。
それは人に寄り添って歴史を作ろうとしている仲間に感化されたためか?。
物吉貞宗(ものよしさだむね)
相州貞宗作の脇差。
徳川家康の愛刀。
これを帯びて出陣すると必ず勝利を得たことから「物吉」と名づけられたと伝わる。
それが由来となったのか、公式からは「幸運の王子」と称され、他にも戦慣れしていてお手伝いが好きとのこと。
今回の出陣では「鳥居元忠」になり代わり率先して育児を担う。
-------人間組----------
この家康は、戦をするのは太平の世を作る為。戦のない世の中を作るために戦っている。戦は嫌い。
史実では子である長男信康に切腹を命じたとされるが、三百年の子守唄内では命じていない。
そのかわり、史実において介錯を務めたと言われる「服部半蔵」がその命を断たんとする。
千子村正と言う名の裸のおじさんによく毒草をもらったり、掛川の吾平と共に大倶利伽羅が扮する榊原康正に剣術を教わった良い子。
戦嫌いで作物を育てることとを楽しむ優しい子。
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つはものどもがゆめのあと
阿津賀志山異聞のまま。
しかし、最近の本丸で彼の姿を見つけるのが難しい模様。
小狐丸
阿津賀志山異聞のまま。
だれかが正しい歴史を乱す行為を行うなら、たとえ兄弟刀でも、切る。
髭切(ひげきり)
平安時代に源満仲が作らせたとされる刀。膝丸とともに源氏重代の刀として伝えられている。
頼朝が帯刀していた為、通称「兄者(あにじゃ)」
1000年以上刀として過ごしたためか、穏やかでおっとりとした性格。
自身を含め、呼び名には頓着しない…のだが弟である膝丸の名前すらも忘れてしまっている。
だがそのあとに「(名前はド忘れしてしまったが)弟のこともよろしく」とお願いする当たり、弟の存在はちゃんと覚えており、大事にしている様子。
今回の出陣では審神者に別の任務も託された模様。
「三日月は見えない所も月だったよ」
膝丸(ひざまる)
平安時代に源満仲が作らせたとされる刀。髭切とともに源氏重代の刀として伝えられている。 義経が帯刀していた頃は「薄緑」と言う名だった。功績などを上げるたびに変わる名前に、兄の髭切は…「んーっと、弟の……なんだっけ?」状態。
膝丸は泣いていない。泣いていないぞ。
今回の出陣では髭切と同じく別の任務も託されたが、三日月に振り回され気味。兄者といい他の出陣刀がみな千歳超えのクセものばかりで膝丸の胃の痛みはマッハ。
今剣
阿津賀志山異聞のまま。
自称「よしつねこうのまもりがたな」だったが…。
今作の隊長。
阿津賀志山異聞のまま。
しかし、源氏の惣領が帯刀していた「髭切」と「膝丸」に出会って感じたとある気づきに、自らの存在を疑い始める。
-------人間組---------
源頼朝の弟。藤原泰衡の友。
兄の頼朝に大歓迎され平氏を討ち取ったつはもの。
しかし、討ち取った直後から兄頼朝の様子がおかしくなり…?。
正史なのだが何かがおかしい。
弟の九郎義経を溺愛していた兄。
義経の従者。
義経の友であり。
かつ、とある者とも「友」になった。
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結びの響、始まりの音(むすびのひびき、はじまりのね)
以降はまだかいてませーん!。